ファクタリングで失敗することはある？失敗談と対策を集めてみた！

ファクタリングに興味はあっても、失敗が怖いから、リスクはどうなのかと心配で利用に踏み切れないかもしれません。実際にファクタリングを利用してどうだったのか、経験者から教わることは参考になりますし、なかでも失敗談は注意しなければならないポイントを学ぶこともできるでしょう。ファクタリングの失敗談と対策について、ご紹介します。

ファクタリングによくある失敗談

実は、ファクタリングの利用にはトラブルが起こりがちであり、知識が不十分なままでは安全に利用することができません。知識不足から起こるトラブルのほかにも、悪質な業者に依頼してしまうなど、結果的に失敗してしまうこともあります。どのような失敗があったのか、ファクタリング利用者の体験談を見ていきましょう。

■悪質業者に依頼してしまった

ファクタリングの利用が初めてで、急いでいたこともあり、よく調べずに依頼したら、悪質業者だったという例があります。悪質業者は、ただ対応が悪いというだけでなく、騙してでも自分の利益を多くするのが目的です。手数料を高額請求されることも多く、手数料の相場を知らなければ「おかしいな」と思いながらも、結局支払って後悔することになるようです。最初は対応も丁寧で良心的だと思っていたら、実は犯罪まがいの会社だったり、債権を売り渡されてしまったという体験談もありました。悪質業者の場合、賃金業登録を行っていないことがあり、このような業者を警視庁は「ヤミ金」業者と指定しています。

■手数料が思った以上に高額だった

ファクタリングの手数料の相場は、3社間の場合1～9％程度、2社間なら10～30％程度ですが、売掛金額や売掛先の信頼度によっても、手数料の金額は変わってきます。この相場を知らずに依頼してしまい、あとで金額を知らされ「高額な手数料を取られてしまった」と後悔する人もいれば、自分のリサーチ不足で高額の手数料を支払うことになった人もいます。一般的なファクタリング会社なら、相場よりもかなり高いということはないようですが、悪徳な業者であれば、法外な手数料を請求することもあり、なかには、ヤミ金のような取り立てにあってしまった例もあるようです。

■会社選びを早まってしまった

ファクタリング会社にもいろいろあり、良心的な会社に依頼するためには、入念にリサーチする必要があります。とにかく急いでいるのでのんびりしていられない、そんな風に資金繰りを急いでいる人なら、下調べせずにすぐに選んでしまうのでしょう。焦って依頼したあとで、もっといい会社があったのにと後悔する人も多いです。とくに手数料がどの程度なのかを調べておくことは重要であり、高い手数料であった場合、手にする現金は当然ですが少なくなります。

【対策】ファクタリングを行う前に確認したいこと

後悔がないように、良心的なファクタリング会社に依頼するためには、依頼前に次のようなポイントを押さえてください。

■ファクタリングについて仕組みを理解する

何となく分かっている、その程度でファクタリングを利用するのは危険です。仕組みをしっかりと理解できていなければ、理解できるまで勉強しましょう。ファクタリングの手数料に関してはもちろんのこと「種類」についても違いを理解する必要があります。

上記でも少し触れましたが、ファクタリングには2つの種類「2社間」と「3社間」があります。2社間は自分とファクタリング会社で完結するもの、3社間はプラスしてクライアントの合意も必要です。

■手数料が安い会社を選ぶようにする

ファクタリング会社を選ぶ際は、複数の業者を比較して、まず高すぎる手数料の業者は外しましょう。ファクタリングは、資金調達の方法のなかでも手数料が高いのですが、相場よりも高額な手数料を請求する良心的ではない業者もいるので、注意が必要です。ファクタリングの手数料は、さまざまな条件によっても変化するので、返済プランの予測などにも対応してくれる、良心的な企業を選ぶようにしてください。

■契約書はしっかりと確認する

二重譲渡なども起こることがあるファクタリング、それを防ぐために契約書の内容はしっかりと確認し、条件などもちゃんと把握しておくことが重要です。契約したときは見過ごしていたけれど、あとで二重譲渡にあたると気づいて、大慌てで返金したという例もあります。2社間と3社間のファクタリングを間違えて契約したり、途中で間違っていることに気がついて契約を取りやめることになったという例もありました。

どのような契約でも、契約書をもらったら、内容をしっかりと確認しなければなりません。お金を扱うファクタリングならなおのこと、トラブル回避のために、契約書はじっくりと何度も確認するようにしてください。

ファクタリング業者は慎重に選ぼう

ファクタリングについて仕組みを理解できたら、次はファクタリング会社・業者を選びます。選ぶ際は簡単に決めてしまうことは避け、会社ごとに異なる手数料やサービスを詳しくリサーチして、比較検討しましょう。悪徳業者が存在するといっても、多くが優良なファクタリング会社ですから、分からないことがあったら問い合わせ、その対応も業者選びの判断材料にすることができます。高すぎる手数料や執拗な取り立てを行う悪質業者を選んでしまうと、クライアントの信用を失うことにつながりますから、業者選びは慎重に行うようにしてください。

ファクタリングの利用が初めてなら失敗する人も多いのですが、しっかり知識を持って慎重に業者を選べば、そんな失敗を回避することも可能です。知識不足や焦って行動することが失敗につながり、自分が損をするだけでなく、クライアントの信用を失うこともあるので、今回ご紹介した注意すべきポイントはきちんと押さえるようにしてください。

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